夢の扉を開け(矢沢永吉)

 
『 夢の扉を開け 』
 
 
オレは他人のために
 
やってるんじゃない。
 
てめえのためにやってるんだ。
 
 
 
 
世の中で大成した人ほど、
 
臆病だと思う。
 
 
臆病というのは
 
本当は奥深いものだ。
 
 
だって、臆病っていうのは、
 
ある種のレーダーじゃないか。
 
 
臆病なやつは、常に怖いから、
 
次にどうしなきゃいけないか、
 
必死で探る。
 
 
探す、調べる、
 
緻密に計算する。
 
 
 
 
誰かの情けやら
 
義理やらをあてにして、
 
もたれかかっていたら、
 
いつでも不安に脅かされる
 
ことになる。
 
 
 
 
年とるってのは
 
細胞が老けることであって、
 
魂が老けることじゃない。
 
 
 
 
ドアの向こうに夢があるなら、
 
ドアがあくまで叩き続けるんだ。
 
 
 
- 矢沢永吉 -