『ムーミンの名言』

あんまり、おおげさに
考えすぎないようにしろよ。
なんでも、大きくしすぎちゃだめだぜ!
ムーミンの名言

(1)

人の涙をもてあそんだり、
人の悲しみをかえりみない者が、
涙を流すなんておかしいじゃないか

「スナフキン」

(2)

だれかを崇拝しすぎると、
ほんとうの自由は、
得られないんだよ

「スナフキン」

(3)

いざ泣こうとすると、
泣けないことってあるだろ

「スナフキン」

(4)

あんまり、
おおげさに考えすぎない
ようにしろよ。

なんでも、
大きくしすぎちゃ、
だめだぜ。

「スナフキン」

(5)

だいたい、
ひみつというものは、
おそかれはやかれ、
自分でしゃべっちゃう
ものなのよ。

「リトルミィ」

(6)

きっと嵐って、
朝日が、そのあとに
のぼってくるためだけに、
あるんじゃないかなあ

「ムーミンパパ」

(7)

大きな旅立ちというものは、
書物の、第一行目の文章のように、
重要なものなのだよ。

その一行が、この一瞬が、
すべてを決定づけるんだ。

「ムーミンパパ」

(8)

ねえムーミン、友だちが、
いちばん好きなことを
しながら生きていける
ようになるって、
すてきなことじゃない?

「ムーミンママ」

(9)

さあ、あしたもまた長い、
いい日でしょうよ。

しかも、はじめから
おわりまでおまえの
ものなのよ。

とてもたのしいことじゃない!

「ムーミンママ」

(10)

たまには変化も必要ですわ。

わたしたちは、おたがいに、
あたりまえのことをあたりまえと
思いすぎるのじゃない?

「ムーミンママ」

(11)

誰だって自分が自分であることを
辛く感じる時がある

「トゥーティッキー」

(12)

前向きな気持ちを持っていれば、
これ以上ない程の悲しい出来事も
そんなに悲しいことではなくなる。

「トゥーティッキー」

(13)

時には誰かを頼ることも大事

「トゥーティッキー」

(14)

いやなことは
すべてわすれるにかぎる、
だからぼくはいつもしあわせなんだ

「スニフ」

(15)

初恋と最後の恋のちがいを、ご存じ?

初恋は、これが最後の恋だと思うし、
最後の恋は、これこそ初恋だと思うもの

「サーカスのプリマドンナの馬」

(16)

忙しい忙しいって
言う人いるじゃない。

きっと頑張っているわねって
褒めてほしいのよ。

だからこう言ってあげたほうがいいわ。
時間の使い方が下手ねって。

「リトルミィ」

(17)

あなたを愛してる人達は、
あなたが少々かっこ悪くても
全く気にしない。

「リトルミィ」

(18)

だれかを崇拝しすぎると、
ほんとうの自由は、
得られないんだよ。

「スナフキン」

(19)

人と違った考えをもつことは
いっこうにかまわないさ。

素晴らしい発見や、
素敵な哲学は案外そんなところから
生まれる場合が多いからね。

でも、その考えを無理やり
他の人に押し付けてはいけないなぁ。

その人には、その人なりの
考えがあるからね。

「スナフキン」

(20)

本当の勇気とは
自分の弱い心に打ち勝つことだよ。

包み隠さず本当のことを
正々堂々と言える者こそ
本当の勇気のある強い者なんだ。

「スナフキン」

(21)

生きるって、
すばらしいことだなぁ。

どんなものでも、
なんの理由もなしに
いっぺんに変わる
ことがあるんだねぇ

「ムーミン」

■ ムーミンの名言は女性に人気!?

今回は、ムーミン一家の名言からピックアップさせていただきました。といっても大半はスナフキンとムーミンママの名言なんですが、この本を読み返す度に気づきが増えます。

ムーミンママとスナフキンの名言は別冊が作られるほど人気がありまして、とくに女性の間で人気が高く、本のデザインを含めて高く評価されているようです。

■ ムーミンの世界は核戦争後の地球だった!?

恥ずかしながら、私も最近知ったのですが、ムーミンの世界は核戦争後の地球だったんです。ムーミンの作者トーベ・ヤンソンさんは、スウェーデン系フィンランド人で、子どものころからロシアの恐怖にさらされていたためか、ムーミンが誕生した1939年の段階で、そのように設定されていたようです。

あと、意外なことにスナフキンは、リトルミイの弟なんだそうです。いつもクールにタバコを吸っていたので、てっきり大人だと思っていましたが、実は子どもだったんですね。何と当時のフィンランドは子どももタバコを吸ってよかったんだそうです。

■ ムーミンは1960年代に放送されたものがベスト!

また最近Youtubeで1969年に放送されたアニメがアップされてまして、これにはまっています。最近のデジタル加工が施されていないので、画像にあたたかみがありますね。

また、この当時の声優の方は俳優をやりながら声優を副業的に声優やナレーションの仕事をやる方が多かったようでして、声優専門で活動されている方は少なかったようです。

ですので、声の質と表現力が非常に素晴らしく、物語に入り込んでいながら、個々のキャラクターの言葉が心にしっかり刻み込まれていきます。是非一度ご覧になってください。