子どもたちが身を乗り出して聞く道徳の話

昨年、ビジネスマンの間でも
大きな反響を呼んだ
『子どもたちが身を乗り出して聞く
道徳の話』などの著書がある
伝説の小学校教師・平光雄先生。

その平先生の代表作
『子どもたちが身を乗り出して
聞く道徳の話』には、
32年の教育指導の極意が詰まっており、
社員教育や子育てにも活用いただけると
評判の本です。

本書の中から、その一部をご紹介します。

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「自分で線を引け」
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何回叱られても、
人に迷惑ばかりかけてしまう子がいるよね。
叱られないときちんとやれない子もいる。

そういう子に足らないのは、これです。


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(絵を描いて見せる)

そういう子は
「自分で線を引く」ということが
できないんだ。

この辺まではいい。
ここからはアウトというのが自分で
線引きができない。

だからいつも誰かほかの人に引いてもらって
ガツンと言われなきゃはみ出てしまう。

世の中に、線は引かれていないけど、
いろんなことに出てはいけない線は
あるよね。

たとえば、
「授業中に変な音を立てる」
「地下鉄で暴れる」
「レストランで騒ぐ」……などなど、
全部「一線」を越えているよね。

しかし、これも自分で
線が引けない人がいるということなんだ。

小さい子は仕方ない。
そこで叱られてだんだん自分で、
こういうときはこの辺が線なんだなと
学んでいる最中だから。

でも、高学年になってもそれじゃ、
幼児と変わらないってことだよね。

自分の言動については、
「自分で線を引ける」のが高学年です。

そして、それが「自律」ということです。

この話をした後は、折に触れ、
子どもの言動に対し、
「今のは線ギリギリだぞ」とか
「おい、今のは線越えてないか?」
というだけで「自律」への意識を
強化していけるとともに、
言動の「線」について、
集団でのコンセンサスを
図っていくことも可能となる。

もちろん家庭でも同様であろう。

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