黒澤明監督の名言

【 黒澤明の名言 】
 
人を憎んでる暇なんてない!
わしには、そんな暇はない!
恥をかいてもいいから、
ズカズカ踏み込むんだ
 
 
 
(1)
 
悪いところは
誰でも見つけられるけれど、
 
いいところを見つけるのは、
そのための目を磨いて
おかないとできない。
 
 
(2)
 
一生懸命に作ったものは、
一生懸命見てもらえる。
 
 
(3)
 
生きているのは苦しい
とかなんとか言うけれど、
それは人間の気取りでね。
 
正直、生きているのは
いいものだよ。
 
とても面白い。
 
 
(4)
 
人を憎んでる暇なんてない。
 
わしには、そんな暇はない 。
 
 
(5)
 
自分の人生経験だけでは
足りないのだから、
 
人類の遺産の
文学作品を読まないと
人間は一人前にならない。
 
 
(6)
 
自分を飽きさせずに、
面白く働かせるコツは、
 
一生懸命努力して、
しつこく踏ん張るしか
ないんだ。
 
 
(7)
 
些細なことだといって、
ひとつ妥協したら、
 
将棋倒しにすべてが
こわれてしまう。
 
 
(8)
 
ハッキリと言わなければ、
かえって人を傷付ける
こともある。
 
 
(9)
 
これでもか、
これでもかと頑張って、
一歩踏み込んで、
それでも粘って
もう一頑張りして、
 
もう駄目だと思っても
ズカッと踏み込んで、
そうしていると
突き抜けるんだ。
 
 
(10)
 
自分の与えられた人生、
何もかも潔く責任を
とるしかないんだ。
 
本当に優しいというのは、
そういう強さだと思うね
 
 
(11)
 
人間は集中して
夢中になっているときが、
一番幸せで楽しいもんだよ。
 
子どもが遊んでいるときの
無心な顔は素敵だ。
 
声をかけても聞こえないほど、
自意識がない状態。
 
あれが、幸せというもんだね
 
 
(12)
 
悪魔のように細心に、
天使のように大胆に
 
 
(13)
 
泥沼にだって星は映るんだ
 
 
(14)
 
一日に一枚しか書けなくても、
一年かければ、365枚の
シナリオが書ける。
 
私はそう思って、
一日一枚を目標に、
 
徹夜の仕事の時は
仕方がなかったが、
眠る時間のあるときは、
 
寝床に入ってからでも、
二、三枚は書いた
 
 
(15)
 
恥をかいてもいいから、
ズカズカ踏み込むんだ
 
 
(16)
 
生まれた時から
地獄に慣れているから、
天国へ行けなんて言われると
恐怖で震え上がってしまう
 
 
(17)
 
創造というのは記憶ですね。
 
自分の経験や
いろいろなものを読んで
記憶に残っていたものが
足がかりになって、
何かが創れるんで、
無から創造できるはずがない
 
 
(18)
 
人間、自分の苦労に正比例して
価値判断をしてはならない
 
 
(19)
 
私はまだ、映画が
よくわかっていない
 
 
(20)
 
どう生きてきたのかは、
顔に出るものだ。
 
 
(21)
 
人間はロボットじゃ
ないんだから、
疲れれば休みたくなるんだ。
 
そういう時は
潔く休めばいい。
 
怠けたい気持ちが
湧き上がったら、
 
無理強いしても
いい仕事はできないよ。
 
どういう気分になれば
やる気にになるのか、
 
人それぞれつぼがあるからね。
 
自分で自分のこと、
うまいことその気にさせる
技をもつことさ
 
 
(22)
 
くだらん奴が
くだらんと言うことは、
くだらんものではない証拠で、
 
つまらん奴が
つまらんと言うことは、
大変面白いことでしょう
 
 
(23)
 
人間は弱いものだからね。
 
平穏無事に生きている時は
大して良い考えなんか
出てこないのさ。
 
ここを踏み外したら
真っ逆さまだぞと
追い詰まった時、
 
やっとこさっとこ
頭がフル回転し始める
 
 
(24)
 
自分が本当に好きなものを
見つけて下さい。
 
見つかったら、
その大切なもののために、
努力しなさい。
 
君たちは、努力したい何かを
持っているはずだ。
 
きっとそれは、
君たちの心のこもった、
立派な仕事になるでしょう。
 
 
 
- 黒澤明 -
 
 
 
 
■ 世界の黒澤も一時干される!
 
 
今回は、映画監督の黒澤明監督の名言をまとめさせていただきました。熱烈な映画ファンというわけではありませんが、そんな私でも「7人の侍」や「酔いどれ天使」などの作品を幼少の頃に父と一緒に見たことがあります。
 
 
特に三船敏郎さんが主演の物は全て映画史に残る名作だと思っています。ご存知のとおり黒澤明監督は、「世界のクロサワ」と称され、小津安二郎、溝口健二、成瀬巳喜男らと共に、世界中の映画ファンと映画人から支持されています。
 
 
しかし、三船敏郎さんと別れてからは、ヒット作に恵まれず、70年代に入ると製作ペースが一気に落ちます。黒澤監督の作品は、あまりにも時間と制作費がかかるため、映画会社から半ば干されてしまったようです。
 
 
 
 
■ 意外な人物の支援により現場に復帰!!
 
 
黒澤監督の苦境を知ったジョージ・ルーカスとスティーブン・スピルバーグの支援によって、「影武者」を完成させ、世界中で絶賛され、見事復活を果たすのですが、このエピソードを知ったときに恥ずかしながら初めて黒澤明監督の偉大さを思い知らされました。
 
 
黒澤明監督は世界三大映画祭「ヴェネツィア」、「カンヌ」、「ベルリン」の全てを受賞しています。勿論アメリカのアカデミー賞も受賞しています。これらの賞を受賞している監督は、世界広しと言えども黒澤明監督だけではないかと思います。
 
 
黒澤監督が一生懸命作った作品が今も若い世代に影響を与えていることを考えると、やっぱり安易に妥協したり、仕事で手を抜いてはいけませんね。信用を失うのようなことは絶対にやってはいけないと強く思った次第です。