良知とは…

良知は特別な意味があります。

人間は、生まれたときから心と体(理)は一体であり、心があとから付け加わったものではない。その心が私欲により曇っていなければ、心の本来のあり方が理と合致する。

良知というのは良心、美しい心。人は誰でも天から与えられた美しい心を持っている。しかし我欲によって曇らせてしまうので、絶えず磨きつづけ、鏡のように輝かせておく努力が必要。良知が明らかになれば、天と一体になって人生は安らかになる。

良知にいたるには、日常、五つのことを心がければいいという。なごやかな顔つきをし、思いやりのある言葉で話しかけ、澄んだ目でものごとを見つめ、耳を傾けて人の話を聴き、まごころをもって相手を思う。何より正直であることが大切と説く。

実践方法はいたってシンプルなものですが、実践を続けきることは己の心が決めることです。簡単な事こそ、難しいとおもう気持ちを持ち続けたいものです。

#川崎剛史