最上の善(老子)

老子は、“水”に「最上の善」というものを見出した。
最上の善とは、争いを避けて生きること。
=負けを認めることではない。

争いの絶えない当時、誰もが、「人よりも上に行こう」
「人を蹴り落としてでも上を目指そう」と考えていた中で

老子は、
「人と争わず、常に低いところに
留まりなさい。まるで水のように」
…と、生き方の見本として“水”を挙げている。

水は、その流れの力で少しずつ大きな物(土石)を動かし
山をも侵食し、岩に穴を開ける。
水に触れても、手には何も残らない。

やわらかでしなやかでありながら、実は何よりも強い。
そんな“水”のような生き方ができれば、
向かうところ敵ナシかもしれない。