『怒るな。愚痴をこぼすな。人のために善をなせ』早稲田大学創設者 大隈重信の言葉
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(1)
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成功があるかもしれませぬけど、
成功よりは失敗が多い。
失敗に落胆しなさるな、
失敗に打ち勝たねばならぬ。
度々失敗するとそれで此大切なる経験を得る。
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(2)
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個人としては幾多の失敗を重ねたが、
しかし恐縮はせぬ。
失敗はわが師なり。
失敗はわが大いなる進歩の一部なり。
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(3)
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怒るな。
愚痴をこぼすな。
過去を顧みるな。
望を将来に置け。
人のために善をなせ。
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(4)
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施して報を願わず、
受けて恩を忘れず。
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(5)
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人間は希望によって生活している。
希望そのものは人間の命である。
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(6)
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人の志操は
失意の時に真にして、
人の情好は
失意の時に密なるものである。
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(7)
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男性だけが活躍する社会は
国力の半分を無駄にしている。
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(8)
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我が輩は楽観説である。
人生を重んじて、
常に未来に光明を望んで行くのである。
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(9)
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若い人は高尚な理想を
持たなければならない。
そしてそれを行う
勇気がなければならない。
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(10)
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顧みて過去の行程を想うとき、
その大部分は、
多くは失敗と蹉跌との歴史である。
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(11)
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枝葉を切っても木は蘇らない。
根元を掘って自然の力、
太陽光を根にあてて水を注げば、
木は蘇生する。
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(12)
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人間が生きるのは、
社会の利益のために存在するということだ。
ただ生きているのではつまらない。
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(13)
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学問は脳、仕事は腕、
身を動かすは足である。
しかし、卑しくも大成を期せんには、
先ずこれらすべてを統ぶる
意志の大いなる力がいる。
これは勇気である。
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(14)
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道が窮まったかのようで
他に道があるのは世の常である。
時のある限り、
人のある限り、
道が窮まるという理由はないのである。
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(15)
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何事も楽観的に見よ。
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