『人生は、他人を負かすなんてケチくさい卑小なものじゃない』岡本太郎が残した言葉
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(1)
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あなたは才能があるから、
岡本太郎だからやれるので、
凡人にはむずかしいという人がいる。
そんなことはウソだ。
やろうとしないから、やれないんだ。
それだけのことだ。
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(2)
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気まぐれでも、何でもかまわない。
ふと惹かれるものがあったら、
計画性を考えないで、パッと、
何でもいいから、
そのときやりたいことに手を出してみるといい。
不思議なもので、
自分が求めているときには、
それにこたえてくれるものが
自然にわかるものだ。
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(3)
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相手に伝わらなくてもいいんだ
と思って純粋さをつらぬけば、
逆にその純粋さは伝わるんだよ。
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(4)
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自分に能力がないなんて決めて、
引っ込んでしまっては駄目だ。
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(5)
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弱い、
なら、弱いまま
ありのままで進めばいいじゃないか。
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(6)
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結局のところ、
自分の夢に向かって
自分がどれだけ挑んだか、
努力したかどうか、
ではないだろうか。
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(7)
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もし自分がヘマだったら、
”ああ、おれはヘマだな”と思えばいい。
もし弱い人間だったら
”ああ弱いんだなあ”
でいいじゃないか。
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(8)
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ひとつ、いい提案をしようか。
音痴同士の会を作って、
そこで、ふんぞりかえって歌うんだよ。
それも、音痴同士がいたわりあって
集うんじゃだめ。得意になってさ。
しまいには音痴でないものが、
頭をさげて音痴同好会に入れてくれ
といってくるくらい堂々と歌いあげるんだ。
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(9)
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人生、即、
絶対的な闘いなのだ。
それは絶え間のない、
永遠の冒険だと言ってもいい。
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(10)
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人生は積み重ねだと
誰でも思っているようだ。
ぼくは逆に、積みへらすべきだと思う。
財産も知識も、
蓄えれば蓄えるほど、
かえって人間は自在さを失ってしまう。
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(11)
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人生は、
他人を負かすなんて
ケチくさい卑小なものじゃない。
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(12)
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よく、したり顔で、
四十を過ぎたら自分の顔に
責任をもて、なんて言うやつがいる。
いやったらしい表現だ。
自分の顔に責任をもってるような顔なんて、
考えただけでうす汚い。
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(13)
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ぼくは忘れるということを、
素晴らしいことだと思っている。
負けおしみではなく、
忘れるからこそ、
つねに新鮮でいられるんだ。
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(14)
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傷つけ、傷つけられる、
そのいたみこそ青春のあかしだ。
青春こそがこの世界の肉体であり、
エネルギー源なんだ。
青春は永遠に、
はじめからのやり直しだ。
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(15)
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死ぬと大騒ぎするけれど、
死ぬことと生きることは、
ぼくにいわせればおなじことなんだ。
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