【真剣な言葉は頭に残る】
〜俳優 阿部寛さんの言葉〜
いまやシリアスな役からコミカルな三枚目まで、幅広い演技力で楽しませてくれる、大好きな俳優さんのおひとりですが、モデルから俳優へ転身されるにあたり、いろいろな葛藤を抱えてこられたことがうかがい知れるかと思います😊🤲✨
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自分の仕事を好きになることが、
成功するための近道だと思います。
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お金って、
欲しいなって思うと
逃げていっちゃうと思うんだよね。
追ってはいけないものなんですよ。
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40歳を過ぎ、
面と向かって怒ってくれる人も
少なくなってきました。
だから、
自分で自分に厳しくなるしかない。
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結局、
自分がアンテナを立てているかどうかが
大事なんだと思います。
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自分を客観視することは
確かに難しいです。
それにはやはり、
相談できる相手が必要です。
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自分が考えていることを
何でも話せる人が
一人いるかいないかで、
全然違う気がします。
別に意見を言ってくれなくてもいい、
聞いてくれるだけでいいんです。
取り留めもない話をしているうちに、
自分の中で考えがまとまっていくんです。
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20代後半で仕事がなくなった時期、
いただいた仕事は
何でもやるようにしました。
そして、
どんな仕事でも、
やるからには必ず何か
お土産を持ち帰って自分の肥やしにしてやろうと。
そうやって仕事に取り組んでいくうちに、
仕事に対する楽しさや、
やりがいをどんどん感じることが
できるようになったんです。
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20代後半のころは完全に落ちていました。
仕事はほとんどない状態、
雑誌の「あの人はいま」みたいな企画で
何度か対象になったこともあります(笑)
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僕は昔から仕事が好きなので、
情熱だけは
誰にも負けないと思っているんですよ。
情熱があれば、
挑戦する意識も強くなる。
だから自分が
挑戦しても挑戦しても挑戦しきれない、
ハードルが高くて手が届かない仕事にこそ
意欲をかきたてられます。
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追い込まれたときに、
初めて自分の置かれた状況や
位置を真剣に考えたんです。
最初は自分には
何が足りないんだろうと考えました。
でも、それだけだと
マイナス思考に陥ってしまうので、
次に自分が有利なところは何だろうと考え、
ひとつひとつ挙げていきました。
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いま振り返ると、
ただ単に
仕事に恵まれていた最初のころは
何も楽しくなかったんですよ。
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あまり苦労せずに
一瞬にして多くのものを手に入れてしまって。
幸せなことですが、楽しさがわからなかった。
でも、
逆境に追い込まれたからこそ、
仕事の大切さがわかり、
自分の位置を客観的に
見ることができるようになった。
周囲からの評価や自分の実力も含めて、
ありのままの自分を
認めることができたあのときが、
僕の本当のスタートだったような気がします。
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僕はモデルから俳優になるとき
「この世界に向かないよ」って
人に言われました。
確かに自分でもそう思いますけど(笑)
でも、向かないと言われながら
続けてきたことが
ひとつの力というか
エネルギーになってきたところがあるんです。
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マイナスの言葉もアリですよ。
はねのけて頑張れば役立ちますからね。
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そのときはうるさいと思っても、
20代、30代で
怒られた言葉が役に立ってくる。
「ああそういえば」と、
ちょっとした合間にふと思い出す。
身に染みてわかるようになる。
真剣な言葉は頭に残りますから。