『飽きるからやめてしまうのは、アマチュア』コピーライター 糸井重里の言葉
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なにかが
大きく変わるときというのは、
うれしくないことをも含めて進むものだ。
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中流の中だの、
中流の下だの、
そんなこた
どうでもいい。
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他人の評判がどうだの、
腹の減り具合がどうだの、
気にしていたらきりがない。
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俺はこれ
自慢することにしてるんだけど、
「糸井はもうダメ」って
3、4回言われて生きてるんです。
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(5)
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どこかに「シロウト」な
ところがあるからこそ、
最初の一歩を踏み出せるのだと思います。
「無謀」と言っては言い過ぎだけど、
「冒険」というくらいの
「賭けの要素」がないと、
やっぱり、
なにもはじめられないんですよね。
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最初、
嫌々やっていたことでも、
なにかの拍子に「好き」になると、
もっとやりたくなっちゃうんですよね。
なんなんでしょうね、
「好き」ってねぇ。
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「どうやって、食っていく?」
そこからしか
はじまらないような気がする。
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新しいなにかが生まれるのは、
場所なんか
もらえなかった者たちが、
苦しまぎれに、
「これしかない」とやったことからだ。
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道具がなければ、じぶんでつくる。
人手が足りなければ、
寝ないでもがんばる。
そういう古臭い冒険心
みたいなものが、肝心なのだ。
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最初から、
これは向いてるなんてこと、
なかなかないんですよね。
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やってるうちに、だんだんとね、
「うまくできる」ことに
おもしろさを感じてきて、
もっと「うまくできる」んじゃないかと、
苦労とか努力を、
苦労や努力と思わなくなって、
知らず知らずのうちに
他人よりよく練習してたりして、
「うまくできる」の質が高くなっていく。
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ホームランでもナンパでも、
実際にやってる人間は、
本気なんですよね。
そして、
夢のように
夢を語るだいたいの人は、
本気じゃなくて、
いつか忘れちゃうんです。
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誰だって飽きるのである、と。
しかし、
飽きてないふりをすることで
続けられるのだ。
飽きるからやめてしまうのは、
アマチュアで、
飽きても飽きてないふりを
しているうちに続くのがプロ。
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常に自分が出来ることより
少し難しいことをやって、
常にしんどいと思っていないと、
出来ることしかやらない
屑人間になってしまう。
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文章力を磨くことなんかよりも、
まず相手の目をしっかり見て、
話せるように練習するのが先決でしょう。
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