釈尊はいう。
「どのような友をつくろうと、
やがて人はその友のような人になる。
悪い友と交わるな。
卑しい人と交わるな。
善い人と交われ。
尊い人と交われ。」
人は失意と不遇の中にある時、どんな人と交わるかで、
その人の人格や運が見えてくる。
友はその人の心のレベルに呼応(こおう)して変わってくる。
人は同じ目つきの仲間と同じ服装の友と、輪をつくる。
まず、心を澄ませ、尊敬する人をつくるといい。
三人、尊敬する人を持つと、いつしか、
自分も尊敬される側に立っているだろう。
だから、人に尊敬を求めなくていい。
ひたすら、快におぼれず、怒りなく、
人のよろこびを祝ってあげられる人となれ。
人にやさしくあれ。
老人にやさしくあれ。
弱い人を助けよ。
怒りのまま人生を送るなかれ…。