【ネイティブ・アメリカンの教え24選】
そこにたどりつこうとあせってはいけない!
「そこ」など、どこにもないのだから
(01)
土地は先祖からの
授かりものではなく、
子供たちからの預かりもの。
(02)
お年寄りと子供を
はなしてはいけない。
彼らを引き離すことは、
過去と未来を断つことと同じだ。
(03)
教えは外側からではなく
内側よりもたらされるもの。
(04)
愛は、死ぬ時に、
あとに残していけるものなんだ。
それくらい、
力強いものなんだよ。
(05)
死などたいしたことではない。
苦痛もたいしたことではない。
だが臆病風に吹かれることは
万死に値する罪であり、
これ以上の恥辱はない。
(06)
昨日のことで今日を
消耗させてはならない。
(07)
神の名は無意味、世界にとって
ほんとうの神は愛なのだ。
(08)
泣くことを恐れるな。
涙はこころの痛みを
流し去ってくれるのだから。
(09)
私の子供たちよ、
人生の道を歩んでいるときには、
けっして他人を傷つけてはいけないし、
悲しい思いをさせてもいけない。
反対に、おまえが他人を幸福に
できるようなときには、
いつでもそのようにしなさい。
(10)
笑顔が神聖なものであり、
みんなと分け合うべきもの
であることをいかなるときも
忘れてはならない。
(11)
岩は偶然ここにあるのではない。
木は偶然ここに
立っているのではない。
そのすべてを造った者がいる。
私たちにあらゆることを
教えてくれる者が。
(12)
与えれば与えるほど、
良き事があなたには訪れる。
(13)
感謝する理由が
みつからなければ
落ち度はあなた自身にある。
(14)
信じることが価値を生む。
価値は考えを生む。
考えは心の反応を生む。
心の反応は態度を生む。
態度は行動を生む。
(15)
怒りは自分に盛る毒。
(16)
批判ばかり受けて育った子は
非難ばかりします
(17)
ねたみを受けて育った子は
いつも悪いことをしている
ような気持ちになります
(18)
おまえが大きな船に乗り、
私が小さなカヌーに
乗っていても、
私たちは同じ生命の川を
分かち合わねばならない。
(19)
すべての暖かい夜
月光の下で眠れ
その光を、一生をかけて
おまえの中に取り込むのだ
おまえはやがて輝き始め
いつの日か
月は思うだろう
おまえこそが月なのだと
(20)
ひとに与え、
与えられるのが人生。
(21)
一粒一粒の種が目覚め、
一匹一匹の動物が
産声をあげる。
この神秘な力のお陰で、
わしらもまた、
生きていく事が出来るのだ。
だからこそ、
わしらは隣人達や、
近くに住む動物達が、
わしらとまったく同じ
権利を持っていて、
この大地に住むことを
認めてきた。
(22)
そこにたどりつこうと
あせってはいけない。
「そこ」など、
どこにもないのだから。
本当にあるのは「ここ」だけ。
今という時にとどまれ。
体験をいつくしめ。
一瞬一瞬の不思議に集中せよ。
それは美しい風景の中を
旅するようなもの。
日没ばかり求めていては
夜明けを見逃す。
(23)
恐怖そのものに傷つけられる
ことなどあるものか?
あなたが恐怖に
動かされなければ
恐怖はあなたを傷つける
ことはできないのだ。
みずから恐怖に
のみこまれてしまったら
恐怖があなたの主人になる
あなたが恐怖を支配するか
恐怖があなたを支配するか
いずれにしてもどちらかが
主人になる。
(24)
あなたが生まれたとき
周りの人は笑って、
あなたが泣いたでしょう。
だから、あなたが死ぬときは
あなたが笑って、周りの人が
泣くような人生を送りなさい。
■ 生きているだけで素晴らしい!
ネイティブ・アメリカンは、いわゆるインディアンと呼ばれるアメリカの先住民族です。ネイティブ・アメリカンは太古の昔から自然を愛し、人を敬うシンプルな生き方で今日まで生きてきました。生きることそのものが神から与えられた最高のギフト。
そんなことに気づかせてくれるネイティブアメリカンの生き方にあこがれて、世界中の人たちがアメリカを訪れて、彼彼女らと生活を共にしようと試みるのですが、その多くは挫折します。厳しい自然の中で生きるのは容易ではないんですね。
私の子供のころは、インディアンと呼ばれていました。そして、彼らも自分たちはインディアンであると宣言しているにもかかわらず、いつの間にかアメリカに実在するネイティブアメリカンの一部とされてしまいました。この点に関してだけでも色々問題がありあそうです。
■ 意外と多いネイティブ・アメリカンの血を引く有名人たち
ネイティブアメリカンの血を引く著名人は、芸能、スポーツ、政治、財界など幅広い分野で沢山います。日本でもおなじみの有名どころでは、俳優のジョニーデップ(チェロキー族)、ケビンコスナー(チェロキー族)、アンジェリーナジョリー(イロコイ族)などがいます。
殆どの方がネイティブアメリカンの血を引いていることを誇りに思っていて、コロンブスがアメリカ大陸を発見して以来、長らく続いた非人道的な仕打ちに関しても、たびたび公の場で語っています。ジョニーデップは西部劇の大スタージョン・ウェインが子供のころ本気で憎んでいたようです。
というのも、ジョン・ウェインの西部劇時代の映画には沢山ネイティブアメリカンが登場し、武器と言えば弓矢、槍、短刀しかない相手に対して、容赦なく銃を撃ちまくるシーンに子供ながら耐えがたい屈辱を感じていたようです。