『石川 洋氏の言葉』8

歩いたあとに 一輪の花を咲かせたい
(石川洋)

蘭やばらの花が幸福で
道端のすみれや名もない花が不幸と
花たちは思っていないだろう。
己れのいのちをせいいっぱい生き
この世に、生きた証を残しているのだ。
人間の幸せも
財産や地位や名誉ではかれるものではない。
人それぞれに
ふさわしい生き方があるように
人それぞれにふさわしい一輪の花を
生きた証として残すことこそ
すばらしい人生といえるのではなかろうか