『生かされている』…

どんなひどい困難に出会おうと、
病気や事故になろうと、
死ぬことと比べたら
すべては「カスリ傷」の
ようなもの。

もし明日死ぬとわかったら、
多くの人が、
今ある何げない当たり前のような
幸せに感謝することだろう。

歩けること、
空気が吸えること、
友や家族と語らえること、
大喧嘩したことでさえ、
愛しくなる。

金も、家も、名誉も、宝石も、
いかに大切なものであろうと、
死んだらこの世に置いて
いかなければならない。

それなのに、悲しいかな人間は、
目の前のモノや金や名誉を
もっともっと、と
欲しがってしまう。

もっとも肝心な、
「生かされている」
ということに比べたら、
すべてはちっぽけなこと。

すべてのことに感謝して、
ありがたさをかみしめ
生きていきたい。