「怒らない」
なぜ、そんなに怒るのか。
義憤や公憤など、正義感からくる憤りも
確かにあるでしょう。
ちょっとした理不尽なことでイライラしてしまうことも
あるでしょう。
しかし、社会的なこと、仕事のこと、家族のことなど、
すべての「怒り」を作り出すのは、
まぎれもなく自分自身であることは
知っておかねばなりません。
人生の学びのひとつとして
「怒り」は「怒り」で返ってくることの方が多いと
心得ておきましょう。
そして、怒りは自分への攻撃であることも事実です。
周りの人も迷惑します。
確かに、「怒る」ことを完全にやめることはできません。
「怒る」原因となる「判断」や「執着」に向き合って、
できるだけ穏やかに過ごすことを心がける。
そうすることによって、人を思いやる心が芽生えてくるのです。
心学者:田川 之彦