【 赤塚不二夫の名言 】
頭のいいヤツは、わかりやすく話す、
頭の悪いヤツほど、難しく話すんだよ!
(1)
ただバカっつったって、
ホントのバカじゃ
ダメなんだからな。
知性とパイオニア精神に
あふれたバカになんなきゃ
いけないの
(2)
ひとりで考え、
ひとりで素晴らしい
作品を生み出す人なんて
そんなにいやしないよ。
天才には必ずその天分を
引き出す人間がいて、
そいつのほうがもっとずっと
天才だったりするんだ
(3)
差別っていうのはさ、
言葉じゃなくて
心の中にあるんだよな。
「こういうことを
言わないようにしようぜ」
って言いながら、
心の中で思ってることが
最低なんだ
(4)
頭のいいヤツは、
わかりやすく話す、
頭の悪いヤツほど、
難しく話すんだよ
(5)
リコウよりバカが英雄なのだ
(6)
バカっていうのは
自分がハダカになることだ。
世の中の常識を無視して、
純粋な自分だけのものの
見方や生き方を押し通す
ことなんだよ。
バカだからこそ語れる真実って
いっぱいあるんだ
(7)
給料ほしけりゃハッスルしな
(8)
オレは満州から引きあげてきて、
奈良の大和郡山に
3年間住んでいたんだけど、
あのあたりってヨソ者を
徹底的に排除する
風潮があったんだ。
隣がエタ村で、
差別意識が定着して
たのかもしれないな。
オレも差別されたよ。
配給の列に並んでて、
オレの順番になると
「満州、ダメ」とか言って
本当にくれないんだから。
いい大人が子供に対してだよ。
今でも忘れられないよ
(9)
オレは酒飲んで
人にからんだりしないから、
飲んでるわりには
トラブルが少ないほうなの。
とにかく
酒はたのしくなきゃ
酒じゃないと
思っているからね。
たとえ人にからまれたって、
すぐあやまっちゃうんだ
(10)
トキワ荘で俺だけ
彼女がいたんだよ。
ハンサムだったから
(11)
オレが倒れたら、
脳卒中じゃなくて、
脳中卒
(12)
ひとつのマンガを作るって、
そういうイマジネーションを
ムチャクチャ消費するの。
懸命に夢を見て、
その夢を紙の上に
実際に描かなきゃならない
(13)
自分だけの小さな世界から
抜けられないヤツは
好奇心がないんだ。
オレなんか、
世の中の知らないことに
ものすごく好奇心を
もっていたから、
毎日がおもしろかった
(14)
最後につじつまがあってりゃ
何やってもいいんだよ
(15)
ウケるためなら、
死んでもいい
(16)
バカボンのパパってさ、
別にラクして生きてる
わけじゃないんだよ。
どうすれば家族を幸せに
できるかを考えながら
一生懸命ガンバってるわけ
(17)
世の中に友情と欲情ほど
良いものはない
(18)
俺たちの時代は親が
ものすごく厳しかったから、
「自分は自分なりに生きなきゃ」
「自分の世界をつくろう」と
ガキの頃から思っていた。
それが影響しているんだ。
いまの若い人には、
他人に依存して、
誰かが何とかしてくれると
思っている奴が多いじゃない?
そういうのは
やっぱり駄目だって
ことだよ。
自分で自分をしっかり
生きないと駄目なんだ
(19)
酒飲んで女に
しつこくまとわりついて、
口説いているヤツも見苦しい。
もうすこし
サラッとできないのかな。
酒の場のハーモニーを
ぶっこわしてまで
やることじゃないよ。
オレなんか、ポルノ女優が
五、六人いる席だって、
酒飲んで盛り上がっているときに
口説いたことないよ。
ほんとうだよ
(20)
努力もしたよ。
売れるまでは必死に勉強した。
いまの漫画の世界は
どうなっているのかなって
人の漫画を読んだり、
手塚治虫先生の
ストーリー漫画を読んで、
あのスケールの大きさを感じて、
「あれは先生のものだから、
自分は違う道を行こう」
と考えたりした
(21)
いまの家庭は
子供が少ないじゃない。
1人か2人で、
8人兄弟とか6人兄弟とか
いないじゃない。
そうすると子供が
宝物になっちゃって、
それで育てるから甘えん坊に
なっちゃうんだね
(22)
俺は面白いことが
大好きなんだ。
ギャグが好きだから、
描いていただけ。
だからいくらでも
描けた。
アイデアに苦しんで
頭を抱えたことが
なかった。
本当に、次から次に
アイデアがわき出て来るんだ。
毎日、酒を飲みながら
描いたりしていたんだから
(23)
自分が最低だと
思っていればいいのよ。
一番劣ると
思っていればいいの。
そしたらね、
みんなの言っている
ことがちゃんと
頭に入ってくる。
自分が偉いと思っていると、
他人は何も言ってくれない。
そしたらダメなんだよ。
てめぇが一番バカに
なればいいの
(24)
これでいいのだ
- 赤塚不二夫 -
■ とにかく破天荒な人だった!?
今回は、「天才バカボン」や「おそ松くん」の作者、赤塚不二夫さんの名言を集めさせていただきました。赤塚不二夫さんは「天才とバカは紙一重」といった言葉を地で行くような人ですね。とにかく破天荒な人でした。
以前Youtubeで島田紳助さんが司会を務めていた番組に出演されたとき、番組内で出されたお酒を水のように飲んで泥酔してしまい、島田紳助さんの容姿を本人のいる前でこれでもかとディスったあとに収録中であるにもかかわらず、寝てしまいました。
とんでもない人だなと思いながらも、何ともいえない魅力を感じたので、赤塚不二夫さんの自伝やエッセイ本を買って読んだんですが、上の名言にもあるとおり、映画やドラマなような波乱万丈な人生を送られています。
■ 人を楽しませる達人!
「天才バカボン」や「おそ松くん」は再放送や新番組として何度かリニューアルして放送されたりしたので子どものころから慣れ親しんでしましたが、「ひみつのアッコちゃん」が赤塚不二夫さんの作品と知った時はかなり衝撃を受けました。
放送されていた当時の少女たちはこの作品に夢中だったようです。なぜギャグマンガではなく、少女向けの作品に取り組んだのか不思議で仕方ありませんでしたが、数年前にBSプレミアムのスペシャルドラマとして赤塚不二夫さんの生涯を描いたドラマが放送され、その作品の中で女性に対する赤塚不二夫さんの思いを伺い知ることができ、それで納得しました。
とにかくいつも面白いことをやって、自分以外の誰かを喜ばせたいという思いが強かったようです。そうした思いが赤塚不二夫さんの作品全てに反映されていますよね。人を楽しませることに人生を捧げた素晴らしい人生だったと思います。