心学「笑い」
人を笑うなら自分の不徳を笑う。
不徳がなければ笑う必要はないが、
人の過ちや不始末を笑っては徳に欠ける。
仁徳を修めた人間は人の事は口にしない。
それは常に恕(じょ)の心を修めているからである。
恕とは「自分がされて嫌なことは人にしてはならない」こと。
反対の立場になって嫌な思いを受けた場合を考える。
仁は思いやりや慈しみという徳の行い。
仁の心に欠ける人間は悪口や誹謗中傷、
僻み妬みの感情を持ちやすく、人に嫌な思いをさせる。
当然、そのような人間には同じ性格の人が集まり、
陰では仲間を罵り合う。
心に沸いた悪意は自ら鎮める修養を続け、
疲れない人生を過ごす為にも心掛けよう。
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