【罪を背負ってくれる人】

【罪を背負ってくれる人】

江原啓之(ひろゆき)氏の心に響く言葉より…

あなたを憎む人のことを、憎み返さないでください。

誰かとトラブルになって、憎しみや悪意にさらされていると感じたとき、憎み返さないのは難しいでしょう。

けれど、スピリチュアリズムでは「憎んでくれる」という言い方をします。

それはあなたに「憎まれる苦しみ」を教えるために、その人が「人を憎む」というマイナスの経験を背負ってくれているからです。

そのマイナスの経験は必ず本人のもとへ還っていきます。

にもかかわらず、憎んでくれる。

私を成長させるために罪を背負ってくれている。

そう考えてみると、感謝の気持ちさえ湧いてくるはずです。

憎んでくれる人がいるから、憎まれる人の気持ちがわかる。

憎まれる苦しみがわかったら、今度は人を憎まない人になれます。

成長できるのです。

人は、人がいないと学べません。

人とかかわる中で傷つき、悩み、切磋琢磨しながらでないと何も学べないのです。

もちろん一足飛びに、憎しみが感謝に変わることはないでしょう。

けれど少し視点を変えてみてください。

あなたは今、傷つけられたのではありません。

深い学びをして、たましいを磨いているのです。

『自分に奇跡を起こす 江原啓之 100の言葉』三笠書房

誰かを、憎んだり、非難したり、おとしいれようとしたり、怒鳴ったりする人がいます。

すると、その人のもとには、「憎しみ」「非難」「陥(おとしい)れる」「怒鳴る」ということがブーメランのように返ってきます。

江原氏のいう通り、「マイナスの経験は必ず本人のもとへ還ってくる」からです。

それは、つまり、ネガティブなことをSNSなどで発信している人は、ネガティブなことが引き寄せられるということです。

ことによるとそれは、倍返しの形で還ってくるものです。

「人を呪わば穴二つ」

ということわざがありますが、他人を呪って殺そうとすれば、自分もその報いで殺されることになります。

その結果、墓穴が二つ必要になる、ということです。

人を陥れようとすれば、自分にも悪いことが起こるというたとえです。

ネガティブなことを発信している人は、我々に「ネガティブなことは言ってはダメだよ」と、気づかせてくれるために、代わりに罪を背負ってくれる人。

同様に、「いじめ」、「非難」、「悪口・文句」、「不平・不満」、「グチ・泣き言」も、最終的には、すべて、言っている本人に還ってきます。

つまり、罪を背負ってくれる人たちです。

「人のふり見て我がふり直せ」といいます。

人間は、他人の行動や、所作、言動などを見て、学ぶ生き物です。

自分のことは自分が一番わからないからです。

他人という鏡を通して、自分を磨き、成長したいと思います。

■「人の心に灯をともす」のfacebookページです♪
http://www.facebook.com/hitonokokoro