【 星の王子さまの名言 】
(1)
心で見なくちゃ、
ものごとは
よく見えないってことさ。
かんじんなことは、
目に見えないんだよ
(2)
では、おまえ自身の
裁判をしなさい。
それが一ばん
むずかしい裁判じゃ。
他人を裁判するより、
じぶんを裁判するほうが、
はるかに困難じゃ、
もし、おまえが、
りっぱにじぶんを
裁判できてたら、
それは、おまえが、
ほんとに賢い人間
だからじゃ。
(3)
ぼくは、
あの星のなかの
一つに住むんだ。
その一つの
星のなかで笑うんだ。
だから、きみが夜、
空をながめたら、
星がみんな笑ってるように
見えるだろう。
すると、きみだけが、
笑い上戸の星を
見るわけさ。
(4)
どんなおとなたちも、
初めは子どもだったのだ。
でも、それを
覚えている人は
ほんの少ししかいません。
(5)
人間たちは
もう時間がなくなりすぎて
ほんとうには、
なにも知ることが
できないでいる。
なにもかも
できあがった品を、
店で買う。
でも友だちを売ってる
店なんてないから
人間たちには
もう友だちがいない。
(6)
人間は、
花のいうことなんて
いいかげんにきいていれば
いいんだから。
花はながめるものだよ。
においをかぐものだよ。
(7)
この子が綺麗なのは、
心の中に薔薇を
一輪持ってるからだ
(8)
それがどんなに
大事なことか
おとなには、ぜんぜん
わからないだろう!
(9)
ぼくはあの花を
愛していたんだ。
ただあの頃のぼくには、
花を愛するということが、
どういうことなのか
わからなかったんだ。
(10)
大事なのは、
重々しいことじゃない。
微笑むだけでいい。
人は微笑みで報われる。
人は微笑みで生かされる。
命を捨ててもいい、
と思うほどの
微笑みさえあるのだ
(11)
ある偶然が人の心に
愛を目覚めさせる。
すると一切が
この愛を中心にして
秩序立てられる。
この愛が
「これからも
つづいていく」
という未来を想わせる。
(12)
ほんとうのところ、
失った仲間の代わりに
なるものは、何ひとつない。
昔からの仲間を
つくり出すことは
できない。
あれほどたくさんの
共通の記憶、
ともに味わったあの苦境。
たび重なる
言い争いと和解、
あの心のときめき。
この宝物にまさる
ものは何もない
(13)
大切なのは、
自分が生きた証が
どこかに残って
いることだ。
ちょっとした習慣。
家族と過ごした休暇。
思い出のつまった家。
大切なのは、
もう一度家に帰るために
生きることだ。
(14)
人生には
解決法なんかないんだ。
あるのは、
前に進む力だけだ。
解決法は、
後からついてくるものさ。
(15)
きみのバラを
かけがえのない
ものにしたのは、
きみが、バラのために
費やした時間だったんだ
(16)
たとえば、きみが
夕方の四時に来るなら、
ぼくは三時から
うれしくなってくる。
時間が進めば進むほど、
どんどんうれしく
なってくる。
こうして、
幸福の味を知るんだよ!
(17)
きみが星空を見あげると、
そのどれかひとつに
ぼくが住んでるから、
そのどれかひとつで
ぼくが笑ってるから、
きみには星という星が、
ぜんぶ笑ってるみたいに
なるっていうこと。
きみには、笑う星々を
あげるんだ!
(18)
そのうち悲しい気持ちが
やわらいだら
悲しい気持ちは
必ずやわらぐよ、
ぼくと知り合って
よかったって思うよ。
きみはずっと
ぼくの友だちだもの。
これからもぼくと
一緒に笑いたくなるよ。
だからときどき窓を開けて、
そんなふうに気晴らししてね
(19)
本当の贅沢というものは、
たったひとつしかない。
それは人間関係に
恵まれることだ。
(20)
大人たちは頭が固いので、
事実をありのままに
見ることができません。
(21)
悲しい。
心の奥底まで悲しい。
この時代には、
人間的なものが
いっさい欠けている。
(22)
どこにでも好きな方に
歩いていける。
ぼくは自由だ……。
だが、この自由は
ほろ苦かった。
世界と自分が
どれだけつながって
いないかを
思い知らされた。
(23)
ぼくたちは、
たとえどんな
小さなものであろうと
自分の役割を
自覚したときにだけ
幸福になれる。
(24)
「心の中に
一輪の花を持っている」
というものではなく、
「この世の中に花は
たくさんあるけれど、
自分が大事にする
たったひとつの花がある」
- 星の王子様 -
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