【一笑百福】

【一笑百福】 
いつも笑顔でいる。

人のいいところがあったら、褒めてあげる。

みんな、なかなかそういうことしないから自分もしないって言うけど、
みんながやらないから価値があるんだよ。

本当のことを言うとね、私は一笑百福どころか、千福か万福だと思っています。

それくらい、みんな笑顔が足りないし、人のことも褒めないんです。

日本人って笑顔が足りないよね。

愛のある顔をしてないの。

愛のある言葉を使ってない。

だから、そういう中で自分が笑顔で愛のある表情や言葉を出していると、
人のぶんまで自分にいいことが起きるんです。

満員電車なんかに乗ってごらん。

みんな無表情で、本当にいづらいよね。

だけど、その中で自分だけは機嫌よくしてるんです。

そうすると、そこの座席にいる人たちの幸せが、全部自分に来ちゃうよ
笑顔って、それくらいすごいことです。

1回笑うと、ごほうびがたくさんくるよ。

だから笑いな。

本当だよ。

だって、私の人生はね、私が笑ってるだけで周りの人も幸せなんです。

で、たくさんいいことが起きる。

私の人生は、一笑いするだけで百くらい福が来る。

だから、私は「一笑百福」が正しいと思っているんです。

この日本っていう国はね、いいことは昔から山ほど言葉に残っているけど、
それをやる人が少ない国なの。

なぜかって言うとね、みんな、苦労しなきゃいけないと思ってるの。

幸せっていうのは、苦労して苦労して手に入れるものだと思っているんです。

で、苦労するとどうなるかって言うと、苦労が寄ってくるんだよ。

だから、不幸になっちゃうの。

苦労って、いらないものなんだよ。
  

(斎藤一人)