空気
ある女性のご主人はとても
真面目な人でした。毎日のように
お酒も飲まないで、まっすぐに家に帰ってくるし
休日は家で本を読んでいるような人でした
結婚するときは、真面目な人と結婚するのが
一番幸せだと思っていた彼女ですが
活動的な彼女は、ご主人のこの性格が
だんだん不満になってきました
もっと、二人で旅行に行ったり、スポーツをしたり
外食を楽しんだりと、いろいろなことを体験したいと
思っていました
ある日、彼女はご主人に
「あなたの性格についていけません
退屈な毎日が嫌になったので
もう一緒に暮らせません」
と言って、家をでてしまいました
一人で旅行をしたり、外食を楽しんだりと
遊び回っていたのですが
いつまでもそのような生活は続きませんでした
遊び回る生活に飽きた彼女はある日
友人の家に泊めてもらったときに
「もう一度、ご主人に嫌なところをしっかりと伝えて
直してもらえばいいじゃない」
と友人に説得されて、家に戻ることにしました
そして、彼女はご主人に
「1週間に一度はレストランに食事に行くこと
年に3回は旅行に行くこと・・・・」
などいろいろと要望を言いました
何も言わずに黙って聞いていたご主人に
イライラした彼女は
「あなたも私に言いたいことがあると思うの
この際だから言ってくれる?」
と尋ねました。ご主人は
「私の望みは、あなたが幸せになることだから・・・」
と彼女見つめて静かに話しました
私もそうですが、本当の幸せに気づかないで
相手に不満を言ってしまうことがありますが
本当の幸せ気づかないで
相手に不満をいってしまうことがあります
人は空気を毎日、当たり前の様に吸っていますが
無くなれば2分も生きられません
自分の周りにいる空気のように
当たり前で大切な人に
気付くことが必要です
大切な人に贈りたい24の物語より
この記事を
あなたと
私に
贈ります