「本当は、“今・ココ”しかない」というお話です。
_______
「より良い仕事を成し遂げたい時は、どう願ったら良いのでしょうか?」
まず、「本当は、“今・ココ”しかない」と知ることです。
過去は「過ぎ去って、今はない」から過去なのだし、未来は「未だ来ない」から未来なのです。
本当にあるのは、「今・ココ」という現在だけなのです。
そして、これは実に実に不思議なことなのですが、「“今・ココ”に集中し、今の役割になりきって行動する」と、なぜか、必ずその行動が、過去から未来にわたるすべての人や物事にとって、最善・最適な行動となるのです。
なぜだか自分ではわからないことですし、そう計画して行動したわけでもないのですが、なぜかそうなるのです。
そうした不思議な「いのちの成り立ち」を、道元禅師は「現成公案」と名づけました。
「“今・ココ”という現在(現)に、成り切って(成)行動していけば、その行動は、世界全体(公)にとって、最善・最適(案)な行動となる」と、おっしゃっているのです。
そういうことがわかって、私はずいぶん楽になりました。
「未来や過去に気を取られず、何もかも忘れて、現在出会っている仕事だけに没頭していればいいのだ。
そうすれば、必要な時に必要な“考え”なり“人の話”なり“出来事”なりが現われてきて、次にやらねばならない仕事がわかってくる。
そうすれば、次はその仕事に没頭すればいいだけなのだ」と。
そう決意すると、なぜか仕事全体のつじつまが合って来て、最高の仕事ができるのが不思議です。
開運!まいにち神様
立花 大敬 著
KADOKAWA
_______
お釈迦様の教えに“一夜賢者(いちやけんじゃ)”というものがあります。
「過去を想うことなかれ、未来を願うなかれ。
それは過ぎ去ったことであり、まだ来ていないものであるから。
現在をよく見極め、動じることなく実践せよ。
そうして今日一日を精一杯生きよ。
明日、死神の大軍が来ないとは誰もいえない。
このことをよく知り、心を込めて今日一日を全力で生き切るものを、一夜賢者という」
一夜賢者の“一夜”とは、一昼夜、昼も夜も、つまり一日という意味です。
今日一日、昼も夜も、今ここに全力で取り組む!
人と会うときも、勉強するときも、仕事の時も、目の前のことに全力で!
ということです。
大徳寺大仙院“尾関宗園”住職の「今こそ出発点」という詩があります。
___
今こそ出発点
人生とは毎日が訓練である
わたくし自身の訓練の場である
失敗もできる訓練の場である
生きているを喜ぶ訓練の場である
今この幸せを喜ぶことなく
いつどこで幸せになれるか
この喜びをもとに全力で進めよう
わたくし自身の将来は
今この瞬間ここにある
今ここで頑張らずにいつ頑張る
___
「今・ココ」が全て。
一夜賢者になりましょう。
※魂が震える話より