「まごころ」の尊さ
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ちょっと一杯の茶を出すのでも、
「ハイ」と返事をするような些細な行為でも、
そのとき、何の報償をも念頭に置かず、
すなわちその人に気に入られようとか、
あるいは、好感をもたせよう
とかいうような気持ちでなく、
そこに一点何の求むるものなき、
純一無雑な「心」で、それが行われるとき、
その行為から、
形容のできない温かいものを感じる。
それはすなわち
「まごころ」というもののもつ尊さの
感応である。
中村天風
「まごころ」の尊さ
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ちょっと一杯の茶を出すのでも、
「ハイ」と返事をするような些細な行為でも、
そのとき、何の報償をも念頭に置かず、
すなわちその人に気に入られようとか、
あるいは、好感をもたせよう
とかいうような気持ちでなく、
そこに一点何の求むるものなき、
純一無雑な「心」で、それが行われるとき、
その行為から、
形容のできない温かいものを感じる。
それはすなわち
「まごころ」というもののもつ尊さの
感応である。
中村天風