女子の教養(たしなみ)

武士の娘だった祖母から教わった
気品ある女性になるための心得50

『女子の教養(たしなみ)』

石川真理子・著

武士の娘だった祖母から教わった人生訓を
テーマとした前著『女子の武士道』に対し、
気品ある女性になるための心得を綴った本書は
その“実践編”とも言えるでしょう。

表情・姿勢・挙措、素行、品位のたしなみから、
お茶の出し方、返事の仕方に至るまで、
示唆は多岐にわたりますが、

「泣いてすませるのは卑怯者の振る舞いなんですよ。
どんなに悲しくったって、
人前ではどうしても泣いてはなりません」

「人生をどう受け止めてるのか、
姿勢を見ればおおかたわかるんだよ。
そのうち、たぶんわかるようになるだろう。
わかるようになってほしいものだね」

「よくない姿勢が生き方にまで影響することだってある。
だから、うつむいてたらだめですよ」

「嫌なことでも避けて通らずに、嫌なことの中に飛び込んでごらん。
どのみち、何ごとも避けて通れるなんてことはないんだから」

「考える以前の振る舞いにこそ人となりが出る。
真の姿はさもないことにあらわれるのだと憶えておきなさい。
よそ様の前で取り繕っているつもりでも、
身についてないこと、心が伴っていないことは、
見る人が見ればわかるものですよ

などなど、鋭く含蓄ある祖母の言葉には、
思わず襟を正される思いがします。

また、以下のように、明治期の外国人による記録も随所で紹介され、
世界が憧れた当時の日本女性の姿は、現代人の範ともなるでしょう。

「もし我々西洋の女性が東洋の姉妹たちから、
勇気ある謙遜、義務への忠実、比類なき無私を学ぶなら、
どんなにか世の中を変えることができるだろう、
とも考えていました」
(『英国公使婦人の見た明治日本』)

なお、教養を「たしなみ」と読ませているのは
“国民教育の師父”といわれた森信三先生の教えによるものです。

たしなみとは人柄や人格に融け込んで生きているもので、
日常で実践してこそ意味があるのだと著者は強調します。

ご自身の日々のたしなみはもちろん、
お子様やお孫様の躾にもぜひ役立てていただければと
願っています。

http://tinyurl.com/nb6u7gk

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